皆さまこんにちは。東京は春めいてきました。急に先週から目や鼻をかすめるアイツら..そろそろかなと思うと、今日は本当にあたたかい。もう春か〜…3月になりましたね。 去年教えてもらった鼻炎薬の名前を思い出せず、何だかもどかしく、、だけども何かが新しくはじまる気持ち。(笑) 一昨年の2月に東京に来てようやく、いや早くも2年経ちました。のらりくらーりと過ごす日々ですが、何だかんだで毎年様々変わり代わるものがあります。 特に春ってそうなのですが、新しいことへの挑戦が待っていて、景色も色付いている中、胸を踊らせる気持ちと、大丈夫かな、という少し不安な気持ちが入り組んでいます。春って、複雑。(笑) よく休憩時間にはスタバに来ていて、カフェラテか、ソイラテを飲むのがほぼ日課になってるのですが、カップの色や、グッズがさくら色で溢れている中、 スターバックスの新しい店員さん、卒業旅行を計画中の大学生たち、見知らぬ土地に旅行に来ているであろう外国のお客様たちや、いつもは見ない高校生の姿。 それぞれ新しい人や場所に行くのかなとか、いろんな人を見てるとこちらもソワソワと、でも心が躍る気持ち。 みんな期待と不安を持って、新しいことを進めているんだなと思うと私も頑張らなきゃって思います。 さて、先日からアルバムに収録される曲について書きはじめましたが、今回は2曲目に収録されている、カーペンターズの名曲、”They long to be Close to You”。 この曲はもともと好きでずっと聴いていたこともあるのですが、京都にいた頃、ピアノとのデュオでやることが多かったのです。
割と原曲は伸びやかで、あたたかくて、低音もしっかりでた、何というかお母さんみたいな曲。。なんですが、 大好きなギターヴォーカルDuoでFried Prideさんというユニットがあって、去年かな、残念ながら解散してしまったのですが、その2人のカバーの、グルーヴ感、弾けるようなアレンジが素敵過ぎたのです。 今回のアルバムでご一緒しているギターの舩冨光曜氏とは、去年の夏頃、nanaフェス2017
というイベントで、まさにFried Prideさんのアレンジ風に演奏をさせていただきました。私たち2人がこの曲を機に、関西、関東で頻繁にライブをするようになったので、非常に思い入れの強い曲。
(↑余談でお恥ずかしいながら、この頃の私、今の体重と比べて5キロ以上肥えてました(笑)) 動画はさておき(笑) このアルバムにはどうしても入れたかった曲の一つでした。 舩冨氏が施した、また違った雰囲気のアレンジは原曲の「お母さん」感(あくまでも私の解釈)というよりまったりゆったりと、しかしながらギター独特の煌びやかな装いもあって、 新たな曲の世界観が見えました。 声が自然と音にのせられて伸びていくような、だけれどもとても近い距離感にいる存在の相手に届けているような…。 強がりな1人の女性が想う相手に魔法をかけている間に、あたたかく可憐な1人の少女の気持ちや声を取り戻していく…みたいな(妄想タイム入ってます) とにかくそんな気持ちで歌っていました。 この曲も英語詞なので、またまたブックレットにはその曲の歌詞を私の言葉にして記しています。 素直に綺麗なものを綺麗だと、 愛しいものに愛しいと告げるのは大人になるととても難しいのですが、 何よりも正直になれる歌の中で、伝えられればいいなと思っています。 煌びやかに世界が見えたのは きっとあなたがいたからだ、と気づく 鳥たちがさえずり 星が流れる あなたに起こるすべてが ほらこんなにもあなたを求めている 皆に必要とされているから、 今あなたは生きているのだと。
春を感じて不安になったり、必死に頑張ったり、様々動く中で、 あなたを支えてくれている人や想ってくれている人を考えたことがありますか? この世にいなくても、どこか空の遠くからも、背中を押すように吹き抜ける風の中にも、思い出の中にも。 自分のことで精一杯の時期ですが、そんな時こそ、周りの人のことを想って貰えると嬉しいなって思います。 想って、思ってって 言い過ぎましたが…(笑) きっとふとした瞬間に起こる現象にもきっと意味があって、自分に触れる物たちをもっと大切に出来れば自分の心も穏やかでいれるのかもしれません。 春の風に心を押されるがまま、そしてくしゃみを連発しながら…(笑) みんなが誰かと誰かを繋ぐ春を慈しみ、過ごせたらいいな、と。 コーヒーの香りと、少しミスマッチにフラペチーノを抱えた学生さんたちに昔の自分を見て、 たまには自分の想う人への気持ちに、耳を傾けてみる時間もいいかもしれません。