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【Blog】あの頃は歌と共に ~恋しくて~


大概のことは移り変わっていく

学生の頃働いていたお店

近所の駄菓子屋さん

老夫婦が営む街の喫茶店

あの公園の大きな木

咲いていた花も、桜も、蒼も、赤も、黄も。

ある日 そこになく

気がつけばどこかへいってしまう

私のおばあちゃん、おじいちゃんみたいに

突然 お空に行くこともある

目の前で 粉塵になってしまうこともある

別れは いつも

それぞれまた同じように繰り返すのだけど

毎度痛みはなく 誰かに持ち去られたように

心がポカりとあいてしまって

その思いだけが たまに自分の目から流れて

ふと そうして昔の記憶が戻るとき

決まって季節の香りや天気の匂いや

そのときに流れていた音楽がある

そうして昔の記憶が戻るとき

あの頃の言葉や顔や色が

夢のように蘇ることがある

あの頃の 笑っている顔に泣けてくる

突然なくなってしまう 日常が残る

あの歌だけが 覚えている

9曲目に収録した BEGINの恋しくてという曲は、「Leave Love Behind」という私のアルバムのタイトルをまさに代弁したようなそんな歌です。

戻る気はないなんて ウソをついて笑ってても

信じてた

もう一度 もう一度

あのころの夢の中

覚えていますか あの歌を

交わした言葉や仕草すら

全て嘘だったといい聞かせた

それでも 心は今も 求める人がいる

残された気持ちを私は歌に託すことしか出来ないけれど、

ストレートなメロディーに乗せて

この曲を、収録する日本語曲の最後にもって来ました。

この曲は私のおじいちゃん、おばあちゃんへ。

私の母方のおばあちゃんは特に私と兄を初孫だととても大事にしてくれました。

どんなときもいつも笑顔で

人一倍声が高くてふわふわしていて

ずっと鼻歌を歌っていて

だけどラーメンを食べるのがひとの何倍もはやくて。

夏場には扇風機をかけて私の長い髪を乾かしてくれて

私の当時好きだった近所のデパートに行っては

わがまま言っても 沢山サンリオのグッズを買ってくれて。

そんな私の大好きなおばあちゃん。

突然、不慮の事故でいなくなってしまって、

続けておじいちゃんも。

おじいちゃん、おばあちゃん孝行したかったし、

私の成長する姿をもっと見せたかった

また逢える日は、ずっと遠いかもしれないけれど

自分の今を届けたくて

こんな風に また ある日突然失うことがまたやってくるかもしれない

だから私と関わる周りの人たちをもっと大切に出来るように。

当時高校2年の あの日の気持ちを

いつまでも忘れないように。

未だに何かあると

心の中のおじいちゃん、おばあちゃんに話しかけて、

「大丈夫、大丈夫」と何度も言い聞かせています。

感謝と後悔、愛と思い出。

様々な気持地が入り混じっているけれど、

お空の2人にも、

いま健在の父方の祖母に恩返しができるように、

こんな風に大切な人の、あの頃を思う瞬間に、

「Leave Love Behind」の9曲目があなたを包む音になればと思います。

私は季節や天気でも、毎年聴きたくなる曲があります。

春は2月末くらいから季節のかおりが変わってくるんですが、そんな頃には、

このジルデコさんのリハルを聴いてしまいます。

昨日のように すぐ思い出せるのは

何度も何度も あなたを 思っていたから

泣いてた日を 愛しく思えるのは

あなたのいない毎日を

私らしく 生きてきた証

高校時代から友達のように仲良くて付き合うことになった人と

大学に進学してから別れてしまって

それこそ私のおばあちゃん、おじいちゃんがなくなった高校時代に

支えてくれた大切な人だったのですが

ずっと感謝の想いが残っていて

その気持ちにものすごくリンクしています。